HoYoverseはすでに「原神」などの成功したタイトルでその実績を築いていましたが、「ゼンレスゾーンゼロ」では新たな課題が明らかとなりました。それは、見知らぬキャラクターや設定が数多く存在する、まったく新しい世界をプレイヤーに紹介することでした。そのためには、注目を集めるだけでなく、ゲーム独自のアイデンティティを効果的に伝え、幅広い層にアピールするキャンペーンが必要でした。
「ゼンレスゾーンゼロ」ローンチキャンペーン
HoYoverse
獲得した賞
2024年グランプリ受賞
エクスペリエンシャル・マーケティング・キャンペーン
ノミネート
ベスト・エクスペリエンシャル・マーケティング
ローンチキャンペーン
挑戦
戦略
この新しい世界をプレイヤーに紹介するために、私たちはデジタルとフィジカルの領域をシームレスに融合させる多面的なマーケティングキャンペーンを展開し、ファンが「ゼンレスゾーンゼロ（ZZZ）」の世界に没入できるようにしました。
私たちの戦略では、話題を呼びZZZのコミュニティを自然に拡大させる、ユニークでシェアしやすい体験を創出することに重点を置きました。キャンペーンが終了した後も長い間、プレイヤーの心に残る瞬間を作り出すことを目指したのです。
サンタモニカピア・アクティベーション
私たちのキャンペーンの最大の目玉は、サンタモニカピアの大規模なテイクオーバーでした。ファンたちは、ZZZ限定グッズ、テーマ別フォトスポット、そしてお気に入りのキャラクターに命を吹き込むコスプレイヤーとの交流の機会に惹かれて、このイベントに押し寄せました。そびえ立つバンブー（Bangboo）のバルーンがこのお祭りイベントの中心的なランドマークとなり、すべての参加者にとって記憶に残る体験を演出しました。
サンタモニカピアにおけるイベントのハイライトは、ピア史上最大規模となる息をのむようなドローンショーでした。
1,000機のドローンが夜空を舞い踊り、象徴的なZZZのキャラクターやシンボルを、見事に同期した動きと鮮やかな光で描き出しました。
この忘れがたいショーは、「ゼンレスゾーンゼロ」のポップカルチャーにおける地位を確固たるものとし、ゲームの華々しいローンチを印象付けました。
ZZZ x Pinfinity
Pinfinityとの提携により、私たちはZZZの愛らしいマスコットをフィーチャーした限定版バンブー（Bangboo）ピンを制作しました。
これらのコレクションピンは、その可愛らしいデザインだけでなく、Pinfinityアプリを通じてインタラクティブな拡張現実体験を解放できる点も評価され、瞬く間にファンのお気に入りとなりました。
ベニスビーチ壁画
カリフォルニア州ヴェニスの通りでは、世界的に著名なアーティストであるGian Galang氏が、「ゼンレスゾーンゼロ」の象徴的なキャラクターと都市美学を表現した大規模な壁画を制作し、「ゼンレスゾーンゼロ」に命を吹き込みました。
この移動可能な壁画な傑作は、ソーシャルメディアでセンセーションを巻き起こし、ZZZブランドの移動式ビルボードとなりました。
ロサンゼルスでの展示が終了した後、この壁画はサンディエゴへと移動し、Comic Conで披露されました！
ZZZ x LoFi Girl
「ゼンレスゾーンゼロ」と人気のLofi Girlのコラボレーションによって、ゲームサウンドトラックからリラックスした雰囲気のローファイリミックスシリーズが誕生しました。
音楽と映像のユニークな融合は世界中のファンの心に響き、新たなオーディエンスにZZZを紹介するとともに、オンラインで大きな話題を生み出しました。
OOHキャンペーン
壁画に加えて、ロサンゼルスおよびニューヨークのダウンタウン全域には、視線を集める屋外展示が多数登場しました。HoYoverseの美しいビジュアルを展示するこれらの展示は、ありふれた都市景観を没入感あふれるZZZ体験へと変えました。
そびえ立つビルボード広告からインタラクティブなディスプレイ広告に至るまで、これらの極めて印象的な広告はHoYoverseのデザイン力を示すものであり、都市部のオーディエンスはZZZの活気に満ちた世界に引き込まれていきました。