「ファイナルファンタジーXIV」ケーススタディー

スクウェア・エニックス

パフォーマンス&ブランディング

8年にわたる壮大な物語のクライマックスを祝って

課題

私たちは、「ファイナルファンタジーXIV」をMMORPG業界で最も強力なタイトルの一つとして確立することを目指し、その過程においてファンを驚かせ、喜ばせることを大切にしました。

ファイナルファンタジーは東洋のオーディエンスの中では既に根強い人気がありますが、西洋のオーディエンスに向けてさらに強固な基盤を築くことを目指しました。この取り組みは、2019年の「漆黒のヴィランズ」マーケティングキャンペーンに始まり、「暁月のフィナーレ」ではそれまでの成果をさらに発展させるという新たな挑戦となりました。

戦略

短期戦略:メディアミックスとキャンペーン構造を抜本的に見直し、再構築します。Liquidの実績を基盤に、ゲーム業界ならではの効果的な手法を導入します。
長期戦略:ブランディングによってさらなる成長が可能であることを、クライアントに実証します。

具体例として、Red Crossとの体験型コラボ、トム・ホランドやSiaといった有名タレントを起用したトレーラー制作、高い効果を見込んだ戦略的なメディア投資などがあります。

アプローチ

私たちは人気ポップスターのSiaと協力し、フランク・シナトラの名曲「Fly Me to the Moon」を新たにアレンジしました。これは、プレイヤーが初めて月で戦うという「ファイナルファンタジーXIV」の重要なテーマと見事に合致していました。

この楽曲を軸に、既存のファンをさらに魅了し、多くの新規プレイヤーを獲得する革新的なデジタルキャンペーンを展開しました。

ローンチトレーラーのテーマソング

私たちはロックバンドArchitectsのボーカル、サム・カーターと協力し、「ファイナルファンタジーXIV」最新拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV:のサウンドトラックに参加してもらいました。暁月のフィナーレ

Liquidは、サムと祖堅正慶(FFXIVのリードコンポーザー)と直接連携し、サムの歌声が楽曲、トレーラー、ゲーム全体の世界観に溶け込むように調整しました。――その成果は誰の目にも明らかでした。

このパフォーマンスは、普段は評価が厳しいコミュニティからも「光の戦士」の新たな冒険にふさわしいと認められ、絶賛されました。

曲を聴く

Red Cross x Stormblood Drive

クリエイティブ業務

結果

Liquidが加わる前と比べて月間購入数は5倍に増加し、それでも広告費用対効果は目標範囲内に収まりました。

キャンペーン後の「暁月のフィナーレ」の売上はあまりにも好調で、サーバーへのアクセスが集中したために、スクウェア・エニックスが一時的に販売を停止する事態となりました!