「Final Fantasy VII: Rebirth」ケーススタディー

スクウェア・エニックス

ローンチキャンペーン

あの名作が、今ここに蘇る。

課題

次章のローンチにあたり、スクウェア・エニックスは欧米のゲーマーに向けて、Rebirthが単なるリメイクではなく、壮大なマルチゲームサーガの続編であること、そして、Final Fantasyが描く善と悪の壮大な戦いをこれまで体験したことがないユーザーにとって絶好のスタート地点であることを伝えたいと考えました。

戦略

REBIRTHはコアオーディエンスを超えて訴求力を拡大し、文化的な指標としての地位を確立することを目指しました。

私たちの戦略は、ゲームの広大な世界観、没入感のある物語、革新的なゲームプレイを前面に押し出し、RPGファンとカジュアルゲーマーの双方を惹きつけることであり、既存ファンの情熱を再燃させつつ、新規プレイヤーを魅了することに注力しました。

FFVII Rebirth x GetGood

GameSpotの「Get Good」エピソードでは、Final Fantasy VII: REBIRTHをテーマにエキスパートのEmma Fyffeと新規プレイヤーのHector Navarroがコラボしました。このダイナミックでユーモアあふれる形式で視聴者を楽しませつつ、REBIRTHの戦闘システムと新規プレイヤーへのアクセシビリティを紹介しました。

その結果、150万回超の再生数を記録しました。

FFVII Rebirth x GamesRadar

GamesRadarと提携し、ゲームの専門家と声優を起用して、Rebirthの新機能と復活した機能を紹介する動画シリーズを制作しました。

これらの動画は全コラボレーション企画で最高のパフォーマンスを記録し、視聴数、視聴維持率、ソーシャルエンゲージメントの各ベンチマークを上回りました。

その結果、3本の動画で300万回超の再生数を獲得し、GamesRadarのYouTubeチャンネルで最も視聴された動画の上位にランクインしました。

FFVII Rebirth x Arrekz

著名なArekkz Gamingが制作した「Arekkz Ultimate Beginners Guide」は、初心者が様々なビデオゲームの基礎を学ぶためのコンテンツです。

私たちはReedpop経由で20万ドルを投資し、Final Fantasy VII: REBIRTHのストーリー、戦闘、ミニゲームにフォーカスした20分間の「Ultimate Beginners Guide」エピソードをスポンサーしました。

ストリーミングにおけるインフルエンサーとのパートナーシップ

メディアキャンペーンが進むにつれて、私たちは戦略をレベルアップし、350万超のフォロワーを誇るLudwigをはじめとする世界トップクラスのストリーマーを起用しました。

ストリーマーたちの熱い思いに感化され、新規プレイヤーなら誰でもミッドガルへの飛空艇に搭乗してみたくなります。

統計調査がその効果を物語っています。配信全体で170万回再生広告想起率17%向上ブランド想起率9%向上を達成しました。

ソーシャルポスト&オンライン広告

その後Liquidは、世界中のソーシャルチャンネルで広告を制作し配信しました。Kotakuとのカスタムユニットでは、ユーザーがクリックしてゲームの世界の詳細を学べる仕組みを構築しました。

このカスタムユニットにより、ブランド認知度は驚異の48%向上を達成しました

TikTokテイクオーバー

ライブ配信にとどまらず、シリーズ未経験のプレイヤーと提携し、デモ版に対する本格的なファーストインプレッションを共有してもらいました。

彼らの動画はSpark Adsに変換され、人気キャラクターやエキサイティングなゲームプレイのシーンを紹介しました。

この本格的なアプローチは共感を呼び、クリエイター制作のアセットは標準的なトレーラーと比較して CPCを49%低減CTRを66%向上させました。これにより、マーケティングにおける本物の声の力が実証されました。

Spotifyテイクオーバー

SpotifyがZ世代の定番プレイリストプラットフォームであることから、目を引くテイクオーバーや魅力的な音声・動画広告でZ世代の注目を集めるマルチフォーマットキャンペーンを展開しました。

その効果ははっきりと数字に表れました。想起率が18%上昇ブランド認知度が9%急増、そして好感度が5%上昇しました。エンターテインメント業界のベンチマークを上回っただけでなく、ターゲットオーディエンスの心をとらえました。

CTV広告枠

Hulu、Peacock、Samsung TVでのプレミアムCTV広告枠が視聴者エンゲージメントを喚起し、CPVベンチマークを上回る目覚ましい成果を生み出しました。

特に、Samsungの広告枠は視聴者を熱狂させ、脅威のゲームプレイ回数1,645%増加を達成し、これらのプラットフォームがオーディエンス獲得とアクション促進の強力な原動力であることを実証しました。

結果

Final Fantasy VII Rebirthは2024年2月最終日にローンチされると、瞬く間にその月全体で売上第2位を記録しました。これは驚異的な成果であり、ブランド認知度向上の成功事例となりました。